お酒を飲む量や飲む時間を守れる人は本当に羨ましい。
私のような大酒飲みは、飲む量を決めていても結局それをオーバーしたり、もしくはそもそも飲むと決めている量が異常だったりする。
私の場合は、最初のビールなどを除き、ワインはボトルで自分だけで1本、2人で飲む時は2-3本が飲むと決めている量だった。
飲む時間は3時間以上はかかり、そのくらい飲むと完全に酔っ払っているので、さらに追加でウィスキーを頼んでしまったりする。
ウィスキーで済むならまだ良い。
2軒目、3軒目にはしごしてしまうと、スタート19時で終わりは2時、みたいになってしまうこともしょっちゅうである。
お酒にかかる時間はこれで終わらない。
次の日、二日酔いほどではないにせよ、酒の影響は必ず残っている。
体が酒臭かったり、汗を異常にかいたり、眠かったり、無性に腹が減ったり、逆に何も食べたくないほど気持ち悪かったり(ちょっと二日酔い)。
この肉体的な不快な時間もお酒にかかる時間といってよい。
また、3軒目どこ行ったんだっけ?とか、昨日何話したんだっけとか、なんでこんなメール送ってるんだ?みたいな記憶を辿る時間もまたお酒にかかる時間だろう。
そして、お酒を飲むと私の場合は翌日必ず気分が落ちる。ちょっと鬱状態になる。
お酒を飲んだ時のハイテンションの反動なのだろうが、スーパーローテンションになり、何もしたくなくなり全ての思考が消極的になる。
前日に何かやらかしてしまったような場合は尚更だ。
記憶がない時も同じで、この世の終わりに思えるような時もある。
さらには、財布や携帯をなくしてしまったり、同席者とトラブルになってしまったり、警察沙汰になってしまった場合には、さらにとんでもない時間がかかる。
結局、お酒を飲むということは時間を捨てること、つまり人生を短縮することではないのかと思う。
「人と仲良くなるには一緒に杯を酌み交わすのが一番早い」というのは本当に一部分しか見ていない考えなのではないか。
わざわざ飲まなくても、お茶でも十分仲良くなれるし、飲んでいる時間をその相手のために何かをしてあげる時間に使う方がよっぽど相手のためになり、逆に自分にとっては余計な時間を使わなくて済む。
ちなみに私は今年、お酒を飲む時間を勉強時間にあてて、宅建の資格を取ることができた。来年、不動産業を開業する予定だ。
もっと早くやめていれば、今頃どれだけの資格を持っていたのだろう、と思う。
いや、人生、今が一番若い時。
まだまだこれから。
全然遅くない。
限られた人生の時間を最高に生かしていきたい。