禁酒をしてから始めたことの一つに、スポーツジムがある。
お酒をやめると、夜の空き時間が何時間も増える。
その時間を何かで埋めなければと思い、始めたのがジムだ。
ジムには週に4-5回通っている。
月額1万円で、週に1回トレーナーをつけてプライベートレッスンをしている。
プライベートレッスン代が5千円。
これまで使っていた莫大な飲み代から3万円をジムに使っている。
トレーナーをつけているので、ジムの器具の使い方もよくわかり、トレーニングメニューも結構きつめのものを組んでもらっているため、見た目が段違いに変わった。
知り合いからも、初めて会う人からも、マッチョ、すごい身体、ジムのトレーナー、などと言ってもらえるようになり、大酒を飲んでいたブヨブヨの体から大きく変化した。
最初は義務感で通っていたが、今ではジムが趣味と言えるほどに楽しい。
自分が禁酒をしてから周りも禁酒・摂取する人が増えたが、ジムを始める人もたくさん増えた。
一緒にトレーニングをしてやり方を教えてあげた人はこれまで30人はいる。
私のようにどっぷりハマっている人も10人はいる。
毎週、私のトレーニングに合わせてジムに来てくれる友人や、他県から毎月1回トレーニングを一緒にやるために来てくれる人もいる。
ジムを始めてわかったことが、お酒を飲むことは筋肉をつけるのに悪いということ。
お酒を分解するのは肝臓だが、筋肉を作るのもまた肝臓。
お酒を飲むとお酒の分解で肝臓が忙しくなってしまい、筋肉を作る暇がなくなってしまう。
だから、スポーツやトレーニングの後にお酒を飲むのは厳禁だ。
このことを知ってから、飲酒欲が減っただけでなく、お酒を誘われた際の断り文句にも使うことができ、禁酒の成功に貢献してくれている。
見た目がマッチョで明らかにトレーニングをしているように見える今では、
「筋肉は肝臓で作られるのですが、今筋肉を増やす期間なので、お酒を飲んでいないのです」
という飲酒の誘いの断り文句は、100%受け入れてもらえる。
私にとってジムは、お酒への欲求を抑え、お酒の誘いを断ることができ、見た目が良くなり、エネルギーを消費し、ストレスを発散させ、何より健康になることができる最高の禁酒ツールだ。