STOP DRINKING

禁酒やお酒の問題とその解決法について書きます。

禁酒と意志力

意志力はポイント制だ。

 

朝起きたフレッシュな時は、意志力のポイントが充電された状態であるため、自分に課した課題をこなしたり、誘惑から逃れたりできる可能性が高い。

 

それが、時間が経過していくにつれ、仕事上・生活上での判断やストレスによって、意思力ポイントはどんどん消費され、どんどん弱まっていく。

 

そして、夕方や夜になると意志力のポイントはほぼ残っていないために、正しい判断ができなかったり、怠惰な生活を送ってしまいやすくなる。

 

これは禁酒を志す人にとっては良くないニュースだ。

 

世の中の飲酒の習慣は、日が沈んでからであることがほとんどだからだ。

 

自分が決めたことを守れない状態になってしまっているだけではなく、周りの人たちの意志力も0になっており、彼らの脳内もまた規律がなかったり、場合によっては自暴自棄になってしまっていたりするため、巻き込み事故にあってしまうこともある。

 

だから、意志の力に頼って禁酒をしようとする場合、結構な確率で失敗してしまう。

 

意志という顕在意識ではなく、潜在意識を使う方法が効果的だ。

 

潜在意識は寝ていても動いているくらいであり、意志力が0になっても、酒は飲まないぞと潜在意識が無意識で判断してくれるようになれば、禁酒を継続できる確率は高まる。

 

私の経験上でも、酒を飲まないぞと意志の力に頼り、「今日は禁酒何日目!」みたいに毎日意志力で乗り切っていた時は、1年くらいは禁酒を継続できても、結局失敗してしまっていた。

 

人生には良いことも悪いこともたくさん起きるため、そのどちらも意志力を大きく奪うことになり、その波が大きかったり、イベントが続いたりした時には意志力では食い止めることができなくなる。

 

だから、禁酒を続けるには、潜在意識に働きかけることが重要だと思う。

 

潜在意識でできれば、より高確率で、かつより楽に禁酒を継続できる。

 

私の場合には、常に「酒が大嫌い」だと思い込むように、酒が嫌いな理由を言ったりノートに書いたりして、潜在意識に伝えようとしている。

 

これはとても効果的だ。

 

意志力が弱まっている時でも、酒を飲もうという選択肢が思いつくことがほとんどなくなった。

 

禁酒は潜在意識を活用するための練習にもうってつけだ。