禁酒がしばらく継続できると、だんだんと自分の人生から酒が消えていく。
私の場合は1ヶ月くらいだったが、飲酒欲求がなくなるだけでなく、そもそも飲みに行こうとかいう選択肢が自分の頭の中から消えるようになる。
この期間は人によってまちまちだ。
このようになるまでが大変だが、こうなれば禁酒は数ヶ月単位で達成できるようになるサインといえる。
意識には顕在意識と潜在意識がの2種類がある。
顕在意識で禁酒をする場合には、意志力と自分の周りで起きる出来事に左右されてしまうことが多い。
そもそもが顕在意識で本能を制御するのは難しいし、顕在意識を使うとエネルギーを消費してしまうので、結果として意志力の低下につながり、飲酒してしまうリスクが高い。
車の運転と同じで、何も考えなくてもできるようになる状態にすることが、禁酒をスタートした人が行うべき最初のステップだ。
もっとも、潜在意識の段階になったからといって安心することはできない。
この状態になると、禁酒は簡単なものなんだと軽く考えてしまいがちで、その気の緩みにつけこんで、ある日突然ふとしたことであの「悪魔の飲酒欲求」がやってくる。
1年以上継続したのにも関わらず禁酒を失敗してしまった原因が、まさにこれだ。
車を何年も運転していると無意識にできるようになり、とても簡単のように思えるが、禁酒は無意識でできても決して油断できない。
この点が禁酒の難しいところだ。
潜在意識の段階まで来れた場合に、このような日記やブログを書くことは、「悪魔の飲酒欲求」対策として、非常に有効だ。