「貯蓄から投資へ」
「NISA上限枠1,800万円に拡大」
少子高齢化や円安、年金をはじめとした社会保障制度の問題点などから、総理大臣は国民に投資を呼びかけているが、JNNの世論調査によると、34%の人は投資に回す貯蓄がないからということで投資はできないと言っている。
投資を始めたところで、みんなが儲かるわけではない。投資には当然リスクがある。
日本人は金融学習が足りていないというが、私の知り合いの20年以上の株式投資のベテランでもこの間大きな損失を受け、もう当分投資はやらないと言っている。
投資の天才か、資産をたくさん持っている人でない限り、大酒飲みは禁酒をしてその分を貯蓄した方がよっぽど手っ取り早い。
「それじゃ投資じゃないではないか」と言われるかもしれないが、余計なお世話である。
酒飲みにとっては、「禁酒」という投資をした利益である。
もちろん禁酒で浮いたお金を投資しても良い。
お酒が好きな人は、月に最低でも3万円くらいは使ってしまっているのではないか。
私の場合は、その10倍以上を使っていた。
仮に月3万円だとすると、年間36万円。
投資で確実に年利5%の利益をあげる腕があると仮定して、年間36万円の利益を出すには720万円の元手が必要である。
月に10万円飲んでいる人は、2,000万円を5%で運用をした利益ということになる。
「酒を飲まない」という選択で、実際に投資をしていなくてもそれだけの投資をしたのと同じ分の利益が残る。
何のリスクもなしで。
さらにはこれでいよいよ投資できる元手も作れる。
投資をする元手がないのに、居酒屋で「俺もNISAやろうかな」と飲み代を使っているのは滑稽だ。
中長期的にも、お金の面ではお酒を飲まない方が良さそうだ。
「貯蓄から投資へ」
ではなく、
「大酒飲みから禁酒家へ」
禁酒して毎月浮いたお金を投資する際に便利な積立計算のサイトがあったので貼ります。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1254841870