昔と違って、警察は本当に厳しい。
昔は交通違反でも、喧嘩でも、警察官によってはある程度目こぼしをしてくれたり、見逃してくれたりしたものだが、今は状況が全く違う。
喧嘩をして、相手が被害届を出したような場合には、警察から検察まで事件が送致されてしまうことがある。
特に、相手側が動画を撮っていたり、防犯カメラにはっきりとこちらの暴行が映っているような場合には間違いなく送致されてしまう。
いわゆる「書類送検」と言われるものだ。
たとえ相手の方が人数が多くても、もしくは相手に挑発された報復であったとしても、客観的証拠があって相手の処罰の意志が固い場合には、そうなってしまう。
逮捕されたかどうかは関係ない。
逮捕されていなくても、そのような状況であれば放置すると1ヶ月くらいすると検察から連絡があり、焦ることになる。
喧嘩の場合で書類送検までされてしまうと、相手と示談して示談書をもらわない限りは、暴行や軽い傷害の場合には簡易裁判になって罰金刑になり、怪我の度合いが大きい場合には刑事裁判に進むことになる。
酔っ払って暴行をしてしまった場合には、警察段階でもとにかく示談をしておいた方がよい。
相手の方が悪かったとしても、こちらの方が人数が少なくて不利であったとして、昔のような人情的な処理はもう警察に期待することはできなくなった。
弁護士を立てて、慰謝料を払って早期に解決するのが得策だ。
罰金になったとしても、有名人でない限り、社会に公開されることはほぼないし、普通に社会生活を送っている分には特に不利なこともないのだが、罰金といえども前科は前科だ。一応、前科一犯ということになってしまう。
海外旅行に行く際の足かせになったりすることもあるようだ。
飲み屋でトラブルになりそうになったら、たとえ絡まれたとしてもその場から逃げるのが得策だが、私のような問題飲酒者は、何より飲み屋に行かないのがベストだ。